すべてのハムバッキングピックアップの原点となるのは1957年に発表された「最初のPAF」である事に異論を持つ人は多くありません。その後（58年後半）に施されたマイナーチェンジはPAFをモダン化し、ソフィスケートして多くのミュージシャンを虜にしました。最初期型の持っていた太く荒々しいキャラクターはほんの1年強で失われ、また流通量も少なかったため、この最初期型は一部の熱心なギタープレイヤーのみが認知し愛用してきましたが、多くのリプレイスメントピックアップの製造元はこれの正確な再現を出来ずにいました。歴代のPAFの内で最もワイルドでミッドレンジに特徴的なピークを持つ57年型を再現するためにK&Tではコイルやマグネットなど、マテリアルの全てを徹底的に検証しました。そしてインダクタンスやキャパシタンス、共振周波数や磁束密度に加えワインディングまで をもあらゆる角度から測定し完成に至ったのがこのGold toneです。強いミッドレンジやオーバードライブ時の腰の強さ、そしてパワー感はこのモデル特有のものとなっています。ラウドなキックやベースにも決して力負けすることないGold toneの豪快なキャラクターはVolコントロールの操作ひとつで繊細なトーンをも得ることが出来ます。