T51 set

再現不可能といわれていた'50年代のテリーサウンドを世界で初めて鉄壁に復元したK&T T-'51はシンプル&ベーシックなテリーを震撼させた51年だけの特殊なスペックに基付いて厳密に組込まれています。

発表当初には現行よりも一段細いコイルを採用し長い歴史の中でも最大クラスの直流抵抗値を持ってはいたのですが、まだマグネットが磁束密度の低いものでした。'51年にマグネットとコイルに変更が行われました。AWG43からAWG42へ、そしてALNICO3からALNICO5Aへと大幅に仕様が変わりました。

K&Tが目をつけたのは仕様変更の過渡期に少量だけ存在する細いコイル&高能率マグネットのものです。最大級のアウトプットレベルと歯切れ、そして独特のクランチ感と高いマイクロフォニックフィードバックマージン(ハウリングを起こし難いという事です)が大きな特徴となっています。ラッカーデイッピングや特殊ワックスでのポッテイングなど、細部に'51年当時の特徴が息づいています。「Terryのリアは硬いだけでハウリやすいし・・・」との先入観はT-'51には当てはまりません。トゥワングと言う形容が納得いただけるパワフルかつデリケートなT-'51だけが持つ孤高のキャラクターです。このサウンドは本物のヴィンテージか、K&Tでしかないサウンドです。
  • 170,600円(税込)